燃料費高騰、取引先からの値下げ要求、融資も受けられない…という八方塞がりだったA運送会社。弊社の仲介で同業のB社の基準で決算関係のデータを見直してもらい、保証債務の免除手続きの可能性という明るい兆しも見え始め…(前回の経緯)
そこから資金繰り状況を一緒に検討してなんとか破綻しないように整えつつ、REVIC(株式会社地域経済活性化支援機構)に相談したところ、快く支援を引き受けて下さいました。
REVICは地域活性化のために、事業再生など法律に基づいた様々な支援を頂けるところで、そのサポートにより金融機関債務の処理を果たすことができました。また、スポンサーへの事業譲渡計画を作成し、金融機関の協力も無事に頂くことができました。
結果、A社長の保証も金銭的な負担無しに解決、破産することもなくスポンサーとなったB社が作った新会社にA社の事業、従業員、取引先を譲渡することができたのです。
従業員は今日も元気に運送業務に従事してくれています。
A社社長も社員として新会社で頑張ってくれています。
最初、「これはあかん、まずいなあ」とおっしゃっていたB社長にも
「こんなことできるんやなあ。あんな債務超過なんてどうもならんと思とったけど、過剰債務のない会社をリーズナブルな価格で買えてよかった」「この年にして、また新しい経験させてもらった」「また次もよろしく」と言って頂きました。
今回は大幅な債務超過の赤字会社で、本来は破産するしかないような会社でしたが、弊社によるスポンサー企業とのマッチング、支援機関の紹介などのサポートを実施することで、金融機関の協力を得てしっかりと存続できる状況を創り出すことができました。
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