赤字・債務超過からの脱却!
製造業の事例です。
対象会社(Bメーカー)は当初、赤字で債務超過の状況でした。
再生支援で我々が関与し、事業計画を立案して金融機関と返済の合意をするとともに、収支改善に取り組みました。
創業社長は80才で高齢であることから会長に就任し、50代の長男が新社長としてバトンを受け取り、従業員の方とともに一生懸命に改善に取り組みました。
その結果、経営体制を構築し、営業、製造の改革を行うことで安定的に利益を捻出できる企業に変革することができ、債務超過からも脱しました。
代表者はまだ50代であり、事業意欲がありますので、当面は事業拡大を目指していきますが、後継者は娘さんのみで海外にいらっしゃるとのことですので、どこかのタイミングでスポンサーに事業譲渡を志向しています。
事業承継のイメージは当初は債務超過で株価ゼロでしたが、利益1億円、自己資本5億円を目指して頑張っていらっしゃいます。
このように赤字、債務超過であっても改善を行うことで経営者は事業をしかるべきところに譲渡し、多くの株式譲渡益を得ることができるのです。